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2017年2月 2日 (木)

妖怪の子預かります

妖怪、妖(あやかし)ものの新しい本を図書館で発見し、借りてきました。

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畠中恵の「しゃばけ」のように時代設定は江戸時代。

妖の養い親と暮らす弥助という子どもが、ひょんなことから

妖怪の子の預かり屋をすることになります。

そして、弥助の周りに起こる妖絡みの事件や、妖怪たちとの暮らしが

描かれていきます。

実は、左の本「妖たちの四季」を最初に見つけ読んだら、

この本が3巻目でした。面白かったので1巻目と2巻目を予約したら、

右の2巻目を借りることができ、1巻目は予約待ち。

結局、逆順に3巻→2巻→1巻で読むことになりました。

でも、読む順番はどうであれ、面白い物語です。

2016年9月21日 (水)

水島シェフのロジカルクッキング

最近話題の、水島シェフのクッキング本です。

 

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フランス料理のシェフをする傍ら、料理教室を開催しているうちに、

塩少々、塩ひとつまみといっても、人それぞれで受け取り方が違うことに気付き、

料理の論理化、数値化によって、誰が作っても美味しい料理ができる、

高い再現性を実現した本ということです。

 

一例として

ソテーは、まず冷たいフライパンに油をひき、素材を置き弱い中火にかける。

加熱中に、素材から出た水分には素材の老廃物など美味しさを妨げるものが

含まれているので、こまめにキッチンペーパーでふき取ります、

とあります。

あの水分って、失った旨味じゃなくて老廃物だったんだ!びっくり!!

2016年7月23日 (土)

天切り松闇がたり・ライムライト

浅田次郎の「天切り松闇がたり」シリーズは、文庫本で4巻まで揃えています。

図書館で5巻目があるのを見つけ、借りてきました。

 

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大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜いた伝説の大泥棒「天切り松」が

平成の世に、「闇がたり」という不思議な泥棒同士の話し方で語る物語です。

 

この本の1話目は、暮れも押し詰まったある夜中、花の東京の某所、

天切り松達の隠れ家である長屋の戸を叩く音が響きます。出てみれば、浮浪者が。

ところがこの男は、天切り松の親分・「目細の安」の親分に当たる

大親分「仕立屋銀次」の死を伝えるために、網走刑務所を脱け出して来た男でした。

さて、それを聞いた「目細の安」は、どうでるか?

大向こうを唸らせる、痛快な江戸っ子の粋を通してみせます。

 

そして最後の章は、サブタイトルに「ライムライト」とあるように、

なんとチャップリンの登場です。

 

2016年6月25日 (土)

暮しの手帖78・ヒンメリ

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今、朝ドラで話題の「暮しの手帖」、バックナンバー2015年秋号に

麦藁のモビール、美しいヒンメリの作り方が載っているというので、

本屋さんで取り寄せました。

 

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このようなヒンメリの作り方が載っています。

ヒンメリは、光に照らされ美しい影を落とし、風に吹かれて音もなく回り、

その美しさに、心が和みます。

 

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家内の新作がこれ。楽しいらしく、他にもたくさん作っています。

 

材料の麦藁(ストロー)は、ルヴィーブルで扱っています。

 

興味のある方はこちら

http://www.enjoy.ne.jp/~revivre/second.htm

ヨーロッパの木のおもちゃ⇒シュタイナー&工作 へ

ストロースターで使う麦藁と同じものです。

 

 

2016年6月19日 (日)

フランス料理の50年

「専門料理」という飲食業界の人向けの専門誌ながら、面白そうなので購入。

 

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1966年から2015年までの、フランス料理50年を振り返っています。

1966年あたりに載っている料理は、いわゆるコッテリフレンチという感じですが、

ヌーベル・キュイジーヌの幕が開きます。

やがて、1976年代にはロブション登場、フランス修行から帰ったシェフが活躍し始めます。

次の1986年代は、バブルの狂乱と崩壊を体験しながら、フランス料理が

広まった時期。

1896年代には、衝撃の「エル・ブジ」が登場し、フランス料理店が増え、

定着していきます。

そして、2006年代から、日本の懐石料理の影響を感じさせる、

今風のフレンチへと進化を遂げます。

 

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最近のフレンチは、レストランだけでなく、より身近に楽しめるビストロも増え、

さらにこれからの進化も楽しみです。

 

ちなみに、この本の巻末には有名料理店のレシピも載っています。

作れるかな?

 

2016年3月22日 (火)

「エル・ブリ 想像もつかない味」

2011年7月に閉店した、世界一予約の取れないという伝説のレストラン、

スペインの「エル・ブリ」について、料理評論家の山本益博氏が書いた本です。

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「エル・ブリ」の料理の紹介もさることながら、「エル・ブリ」挑戦までの

フランス料理体験も興味深く読みました。

特に面白かったのが、山本氏がフランスでフランス料理体験を重ねていた頃、

当時のお気に入りレストラン4軒を、グランドスラムと称して訪れていたくだり。

アラン・シャペル、ジョエル・ロブション、フレディ・ジラルデ、ベルナール・バコォという、

当時のフランス料理界の巨匠との、出会いです。

 

 

2016年2月 2日 (火)

まったなし

畠中恵の「まんまこと」シリーズ第5弾、ご存じ町名主の跡取り・麻之助のお話。

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今回も、「真真事(まんまこと)」を見抜くために奮闘する麻之助と清十郎たち。

そして、悪名高い高利貸し・丸三も、友である麻之助たちのために、

力を貸します。

そして、ついに、たくさんの娘さんたちと仲の良かった清十郎も、

年貢の納め時か?

 

ただ、私の記憶が確かならば、5巻目にして初めて、清十郎の妹の

名前が出てきたような?大変年の離れた弟の「幸太」は知っていますが・・・・?

2016年1月19日 (火)

ルドルフ ともだち ひとりだち

斉藤洋作、「ルドルフとイッパイアッテナ」の2巻目。

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買いねことノラねこのちがいとは?

友だちってなんだろう?

イッパイアッテナに教わり、読み書きができる黒ねこルドルフと仲間たちが、

悩みながら成長していく物語。

 

野間児童文芸新人賞受賞作です。

2016年1月17日 (日)

ルドルフとイッパイアッテナ

1987年初版の、児童文学創作シリーズの本です。

小学校中級からの本ながら、大人が読んでも楽しめます。

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ひょんなことからやって来た遠い町で、黒ねこルドルフは大きなトラねこに会います。

「名まえは?」と聞くと、「おれの名まえは、いっぱいあってな」と答えたので、

それを名まえだと思いこんでしまったルドルフ。

ゆかいな、のらねこたちの知恵と勇気と友情の冒険物語です。

一気に読んでしまいます。

 

第27回講談社児童文学新人賞入賞作、作者は斉藤洋、出版は講談社。

2016年1月 9日 (土)

リンドバーグ

2015年絵本屋さん大賞第3位の絵本です。

アンティークな仕上げの表紙に、サブタイトルは空飛ぶネズミの大冒険。

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もちろん題名からして、あのチャールズ・リンドバーグをモチーフにした

ねずみが主人公のファンタジーです。

主人公のねずみは、モチーフとは逆に、ヨーロッパからニューヨークを

目指し飛び立ちます。

精密で壮大な挿絵とともに、大人も楽しめるストーリーです。

 

作者はドイツ生まれの、トーベン・クールマンで、出版社はブロンズ新社。

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