浅田次郎の「天切り松闇がたり」シリーズは、文庫本で4巻まで揃えています。
図書館で5巻目があるのを見つけ、借りてきました。
大正・昭和・平成と激動の時代を生き抜いた伝説の大泥棒「天切り松」が
平成の世に、「闇がたり」という不思議な泥棒同士の話し方で語る物語です。
この本の1話目は、暮れも押し詰まったある夜中、花の東京の某所、
天切り松達の隠れ家である長屋の戸を叩く音が響きます。出てみれば、浮浪者が。
ところがこの男は、天切り松の親分・「目細の安」の親分に当たる
大親分「仕立屋銀次」の死を伝えるために、網走刑務所を脱け出して来た男でした。
さて、それを聞いた「目細の安」は、どうでるか?
大向こうを唸らせる、痛快な江戸っ子の粋を通してみせます。
そして最後の章は、サブタイトルに「ライムライト」とあるように、
なんとチャップリンの登場です。
今、朝ドラで話題の「暮しの手帖」、バックナンバー2015年秋号に
麦藁のモビール、美しいヒンメリの作り方が載っているというので、
本屋さんで取り寄せました。
このようなヒンメリの作り方が載っています。
ヒンメリは、光に照らされ美しい影を落とし、風に吹かれて音もなく回り、
その美しさに、心が和みます。
家内の新作がこれ。楽しいらしく、他にもたくさん作っています。
材料の麦藁(ストロー)は、ルヴィーブルで扱っています。
興味のある方はこちら
http://www.enjoy.ne.jp/~revivre/second.htm
ヨーロッパの木のおもちゃ⇒シュタイナー&工作 へ
ストロースターで使う麦藁と同じものです。
「専門料理」という飲食業界の人向けの専門誌ながら、面白そうなので購入。
1966年から2015年までの、フランス料理50年を振り返っています。
1966年あたりに載っている料理は、いわゆるコッテリフレンチという感じですが、
ヌーベル・キュイジーヌの幕が開きます。
やがて、1976年代にはロブション登場、フランス修行から帰ったシェフが活躍し始めます。
次の1986年代は、バブルの狂乱と崩壊を体験しながら、フランス料理が
広まった時期。
1896年代には、衝撃の「エル・ブジ」が登場し、フランス料理店が増え、
定着していきます。
そして、2006年代から、日本の懐石料理の影響を感じさせる、
今風のフレンチへと進化を遂げます。
最近のフレンチは、レストランだけでなく、より身近に楽しめるビストロも増え、
さらにこれからの進化も楽しみです。
ちなみに、この本の巻末には有名料理店のレシピも載っています。
作れるかな?