友人が送ってくれた新聞にあったのは、シャンパンの記事。
記事にあったのは、最近の気候変動により今までは10月上旬だったシャンパンの
原料であるブドウの収穫期が、9月上旬になったこと。
そのことにより、有名なメゾン(シャンパン製造メーカー)の
ルイ・ロデレールは、35年にわたって製造してきた主力製品の作り方を
全面的に刷新したそうです。これは大きな決断です。
これまでのシャンパンは、年によってブドウの出来が生まれやすいので、
質の高かった年に保管しておいたリザーブワインを加え、一定の品質を
維持してきました。しかし、新しい作り方は、リザーブワインを混ぜるが
同じ味わいを目指すのではなく、その年の個性を追求するものです。
また、他の老舗メゾンでは、長い歴史の中で初めて女性の最高醸造責任者が
誕生したそうです。
明日のために、メゾンは変わり続けています。
最近見かけないなあ、と思っていたバーボンの
「アーリータイムス」を見つけ懐かしくなり購入しました。
初めて飲んだバーボンが、「アーリータイムス」でした。
ラベルが、定番のイエローラベルからホワイトラベルに変わっています。
しばらく見かけなかったのは、作り手が変わって定番品のイエローラベルが終売になり、
ホワイトラベルとして生まれ変わったからでした。
そして、口当たりが滑らかで、飲みやすいバーボンになったようです。
世界に先駆け、日本先行販売のシール付きで棚に並んでいました。
近頃、よく見かけるバーボンに「ジムビーム」がありますが、
こちらも手頃な価格の定番バーボン、「アーリータイムス」の復活です。
大学時代、憧れだったバーボン「ジャックダニエル・ブラックラベル」。
サントリーオールドのボトルキープが5.000円の時代に、
「ジャックダニエル・ブラックラベル」は10.000円で、憧れでした。
そのジャックダニエルが手頃に飲める時代になりました。
最初にバーボンと書きましたが、実はこのアメリカンウィスキーは、
バーボンの故郷ケンタッキー州ではなくテネシー州で作られているので、
バーボンとは別格にランクされるテネシーウィスキーと名乗っています。
蒸留したウィスキーを木樽に詰めた楓の木炭で、一滴、一滴、濾過する
製法なので、まろやかで柔らかい味わいになります。
しばらく、このテネシーウィスキーの炭酸割を楽しむことになりそうです。