ステーショナリーの中でも、色々な万年筆が載っており、
楽しいので、時々気に入った号は購入して楽しんでいる本、「趣味の文具箱」。
テーマは「美軸名鑑」。軸の美しい万年筆の特集です。
黒が一般的と思われている万年筆の軸ですが、
レジンという樹脂や、アセテート、エボナイト、セルロイド、カエデの木など、
様々な材質の綺麗な色の万年筆が、たくさん発売されています。
その中で、美軸が多いのは、イタリアのメーカー。
デルタ、アウロラ、ビスコンティ、モンテグラッパなど、色彩が綺麗で、
次の1本はこの中から、と誘惑されます。
日本のメーカーでは、プラチナ万年筆の「キンギョ」。
赤白の美しいキンギョ模様で、女性にはぴったりです。
最近よく使っている、パイロットの「カスタムレガンス(赤軸)」が、
希少な素材のプロピオネイトを使用していることもこの本を読んでわかりました。
東進ハイスクールの名物講師、林修さんは「好きな食べ物は何か」と
問われると、間髪いれずに「すし、うなぎ、てんぷら」と答えるそうです。
これは、その三つの料理に関してそれぞれの道で研鑽に努める
3人の料理人に話を聞いた林修の本です。
すし職人や、うなぎ職人のネタ集めや、美味しく提供するための苦労があります。
それぞれが「知・技・志」を持って仕事に向き合っているのがわかります。
そして、特に驚いたのは、てんぷら職人の話。
ネタによって衣の付け方を変えるまでは解りますが、
穴子だと皮側と身側の衣の付け方を変えるそうです。
また、10匹のエビを同時に揚げながら、このエビはあと何秒、
あのエビはあと何秒というように、それぞれのエビの揚げ頃を、
頭の中で同時にカウントしているそうです。
さすが、プロの仕事は凄い!と思いました。