知人が、お洒落なファッション誌のチラシを送ってくれました。
世界一ハイクオリティなメンズ誌を謳う、「THE RAKE」です。
その24号の抜粋の一部がこれ。
ビジネスを大きく動かし、世界中のだれもが憧れる権力を欲しいままにした、
イタリア(フィアットグループ)の伝説的経営者、ジャンニ・アニエリ。
「RAKES OF RIVIERA」(リヴィエラの道楽者)と呼ばれた
アニエリが、道楽者(RAKE)という雑誌の名前の由来になったそうです。
この六分割の写真には、3人の男が写っています。下段左は、
フェラーリF1チーム監督であり、アニエリ亡き後はフィアットグループを
率いた、ルカ・ディ・モンテゼーモロ。
下段中央が、もちろんジャンニ・アニエリ。
下段右が、フィアットを復活させたアニエリの孫のラポ・エルカーンです。
3人とも、流行に左右されることのない時代を超えた、
本物のファッションスタイルの持ち主として有名です。
実にカッコいいですね。
出版社・双葉文庫、著者・硝子町玻璃。
就活中の東京の女子大生、時町見初(ときまちみそめ)は、
未だ一社の内定さえ獲得できず大苦戦中。
というのも、時町が面接に行ったA社は、面接後、会社の建物が半壊、
B社は面接後、不祥事で会社社長一家が失踪、C社は社長の浮気がばれ、
修羅場にと、それぞれが大変なことに。彼女は疫病神か?
そんな切羽詰まった彼女が連れて行かれた就職先は・・・・・。
出雲の「ホテル櫻葉」、ここは、地元ではお化けが出るホテルと言われて
いますが、実は、人もお化けも来る(泊める)ホテルでした。
お化けや妖怪が見える時町見初は、ここで働く決心をし、
あやかし絡みの事件に会ったり、自分の出自を知っていきます。
この表紙のイラストは、出雲大社近くの命主社(いのちぬしのやしろ)と、
そこにあるご神木ですね。
今、話題のテレビドラマの原作本、「ブラックペアン1988」。
2巻目が「ブレイズメス1990」、そしてこれが3巻目の最終章の本です。
一部ネタバレになりますが、「ブラックペアン1988」では、
天才外科医・渡海が桜宮市の東城大学病院を去ります。
2巻目「ブレイズメス1990」では、モナコへ使者を派遣し、
モンテカルロのエトワール(モナコの星)と呼ばれる、
日本人天才外科医・ムッシュ天城を桜宮市の東城大病院に呼びます。
それは、「スリジエセンター」という心臓専門の治療施設を立ち上げるためでした。
ムッシュ天城は保守勢力との暗闘を繰り返しながら、
最終章の「スリジエセンター1991」で施設を完成できるか?
スリジエとは、フランス語で「桜」という意味だそうです。
作者はスポーツコラムリストとして活躍する、ミッチ・アルボム。
彼は、偶然テレビで大学時代の恩師、モリー先生を見かける。
先生は、難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていた。
16年ぶりの再会。モリー先生は幸せそうだった。
死を間近に控え、動かなくなった体で人と触れ合うことを楽しんでいる。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」
モリーは、ミッチ(作者)に毎週火曜日をくれた。
死の床で行われる授業に教科書はない。
テーマは人生の意味について。
一番心に残った言葉は、「⦅与える⦆のは生きているような
感じがする」。
この本は原書の20周年記念版(2017年刊)をもとに
「愛蔵版」として刊行されたものです。
スーツ特集が面白そうで、久しぶりに購入しました。
今回のテーマは、「紳士よ、オーダースーツを身に纏え」です。
ビスポーク(オーダー)の最前線や、イタリアのサルトリア(仕立て屋さん)、
イギリスのサヴィル・ロウの様子がわかります。
昨今は、ほとんどが既製品、ないしはイージーオーダーで、
フルオーダーは高級品ですからね。
そして、もう一つは、昨年亡くなった、東京銀座「サンモトヤマ」の社長、
茂登山長市郎氏の追悼記事です。
「サンモトヤマ」は、1964年に銀座並木通りにオープンした、
「グッチ」と「エルメス」を一緒に正式販売する、世界でも稀有な
ブティックでした。
あの時代にそんなブティックがあったとは、まさに奇跡ですね。
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