今、話題のテレビドラマの原作本、「ブラックペアン1988」。
2巻目が「ブレイズメス1990」、そしてこれが3巻目の最終章の本です。
一部ネタバレになりますが、「ブラックペアン1988」では、
天才外科医・渡海が桜宮市の東城大学病院を去ります。
2巻目「ブレイズメス1990」では、モナコへ使者を派遣し、
モンテカルロのエトワール(モナコの星)と呼ばれる、
日本人天才外科医・ムッシュ天城を桜宮市の東城大病院に呼びます。
それは、「スリジエセンター」という心臓専門の治療施設を立ち上げるためでした。
ムッシュ天城は保守勢力との暗闘を繰り返しながら、
最終章の「スリジエセンター1991」で施設を完成できるか?
スリジエとは、フランス語で「桜」という意味だそうです。
作者はスポーツコラムリストとして活躍する、ミッチ・アルボム。
彼は、偶然テレビで大学時代の恩師、モリー先生を見かける。
先生は、難病ALS(筋委縮性側索硬化症)に侵されていた。
16年ぶりの再会。モリー先生は幸せそうだった。
死を間近に控え、動かなくなった体で人と触れ合うことを楽しんでいる。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」
モリーは、ミッチ(作者)に毎週火曜日をくれた。
死の床で行われる授業に教科書はない。
テーマは人生の意味について。
一番心に残った言葉は、「⦅与える⦆のは生きているような
感じがする」。
この本は原書の20周年記念版(2017年刊)をもとに
「愛蔵版」として刊行されたものです。
スーツ特集が面白そうで、久しぶりに購入しました。
今回のテーマは、「紳士よ、オーダースーツを身に纏え」です。
ビスポーク(オーダー)の最前線や、イタリアのサルトリア(仕立て屋さん)、
イギリスのサヴィル・ロウの様子がわかります。
昨今は、ほとんどが既製品、ないしはイージーオーダーで、
フルオーダーは高級品ですからね。
そして、もう一つは、昨年亡くなった、東京銀座「サンモトヤマ」の社長、
茂登山長市郎氏の追悼記事です。
「サンモトヤマ」は、1964年に銀座並木通りにオープンした、
「グッチ」と「エルメス」を一緒に正式販売する、世界でも稀有な
ブティックでした。
あの時代にそんなブティックがあったとは、まさに奇跡ですね。
ビッグイシュー日本版の表紙を飾り、映画に出演した
イギリスの猫ボブが、またビッグイシュー日本版 VOL.324の
表紙になりました。
スペシャル企画として「ボブとジェームス、東京へ行く」が
掲載され、ボブとともに映画のプロモーションで来日した際の体験や、
日本のビッグイシュー販売者との出会いについて語っています。
ボブが表紙の号は、よくSOLD OUT になるそうです。
*ビッグイシュー日本版
2003年9月、質の高い雑誌を作りホームレスの人の独占販売事業と
することで、ホームレス問題の解決に挑戦しました。
ホームレスの人の救済(チャリティー)ではなく、仕事を提供し
自立を応援する事業です。
ビッグイシューの原型は1991年にロンドンで生まれました。