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2018年5月 1日 (火)

「決断のとき」

フリー・ジャーナリストのインタビューをもとにした、

小泉純一郎元総理の初の回想録です。

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政治家時代の回想はもちろんですが、特に興味深いのは

政界引退後、原発ゼロを強く訴え、東日本大震災の救援活動後に

原因不明の病に伏した元アメリカ兵のために、

「トモダチ作戦被害者支援基金」を設立したことです。

あの震災の時、福島第一原子力発電所がメルトダウンを起こした時、

風は海側に吹いており、東北沖に浮かんでいた放射能雲が、

アメリカ海軍空母「ロナルド・レーガン」を直撃したそうです。

その人たちに報いるために、行動を起こしたそうです。

2018年1月23日 (火)

「琥珀の夢」

伊集院静の新刊です。

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サントリー創業者の鳥井信治郎は、丁稚奉公から1899年に鳥井商店を興し、

寿屋洋酒店、サントリーへと発展させていきます。

サントリーは洋酒メーカーとして確固たる地位を築きましたが、

創業者の夢、ビール事業(琥珀の夢)では苦戦しました。

そして、1963年に一時撤退していたビール事業に再挑戦し、

2008年(平成20年)にプレモルに牽引されビールシェア12%を

達成します。

この本は、江戸後期から現代までの時代考証もしっかりしているので、

それぞれの時代の息吹も感じられます。

小説家・伊集院静は、漫画家・西原理恵蔵氏と遊んでる時の

「伊の字」先生とは一味違います。

2017年12月23日 (土)

ビッグイシュー日本版 VOL.324

ビッグイシュー日本版の表紙を飾り、映画に出演した

イギリスの猫ボブが、またビッグイシュー日本版 VOL.324の

表紙になりました。

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スペシャル企画として「ボブとジェームス、東京へ行く」が

掲載され、ボブとともに映画のプロモーションで来日した際の体験や、

日本のビッグイシュー販売者との出会いについて語っています。

ボブが表紙の号は、よくSOLD OUT になるそうです。

*ビッグイシュー日本版

2003年9月、質の高い雑誌を作りホームレスの人の独占販売事業と

することで、ホームレス問題の解決に挑戦しました。

ホームレスの人の救済(チャリティー)ではなく、仕事を提供し

自立を応援する事業です。

ビッグイシューの原型は1991年にロンドンで生まれました。

2017年11月 5日 (日)

「ボブがくれた世界」

「ボブという名のストリートキャット」の続編です。

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この本には、自転車に乗るボブや、初めての出版の時のことが

書かれています。

映画は、この2冊の本のエピソードをうまくまとめたものの

ようです。

2017年10月24日 (火)

寛容力のコツ

タイトルが面白そうなので、読んでみました。

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誰もが持つ怒りの感情について、丁寧に解説してあります。

印象に残ったのは、「野球のフォームを直すように考え癖を

40回、400回と続けて心の習慣を変えていこう」と

書いてあった部分です。

著者は、下薗壮太さん、元陸上自衛隊員で陸上自衛隊初の

心理教官として多くのカウンセリングを手掛け、

2015年退官。

実践的で共感できる内容が多くありました。

2017年10月20日 (金)

足つぼの本

しばらく前に、おまけにツボ押し棒の付いた「足つぼの本」を

書店で見つけ、購入。

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『老廃物を流す「官 足 法」で治る!』というタイトルで、

30年前に日本に上陸し、大ブームを巻き起こした、

足つぼ関連の元祖の本です。

本を参考に、ツボ押し棒でマッサージをしたら健康維持が

できるかな?

2017年10月10日 (火)

「ボブという名の猫、幸せのハイタッチ」2

「ボブという名の猫、幸せのハイタッチ」の映画が福山でも

10月21日から、福山駅前シネマモードで公開されます。

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その前に、原作の本を読んでおきます。

2017年10月 4日 (水)

野良犬トビーの愛すべき転生

先週、9月29日(金)から公開中の映画「僕のワンダフルライフ」の

原作本です。

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ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、自らの命を救ってくれた

少年イーサンと固い絆で結ばれていたが、犬の寿命は人間より短く

イーサンより先に旅立つ日来てしまいます。

ベイリーはイーサンに会いたい一心で、50年で3回の転生を繰り返します。

イーサンとの再会は?

残念ながら、福山の映画館での上映は無いようです。

2017年9月14日 (木)

「クジャクを愛した容疑者」

図書館で面白い本を見つけ、借りてきました。

「警視庁いきもの係」というサブタイトルで、ペットが大事にされている昨今、

犯罪者や容疑者のペットを世話する警視庁内の部署の婦人警官と刑事のコンビが、

事件を解決していくミステリーです。

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最近、テレビでドラマ化され放映されたそうです。

この作者、大倉崇裕は、少しコミカルなこの「いきもの係」シリーズの他にも、

シリアスな山岳小説も書くなど多彩です。

落語への造詣も深いようで、東京の目白にある著者の母校の大学をモチーフにした

小説「オチケン」シリーズ、これは面白いのでオススメです。

秋の夜長の読書にいかがでしょうか?

2017年8月 3日 (木)

走れ!T校バスケット部

図書館にある「大人の本」の棚で見つけ、読み始めたら面白く、

全10巻を読破しました。

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私立高校のバスケット部員だった主人公が、部員のいじめにあい、

都立高校に転校します。

その高校で素晴らしい仲間に出会い、一度は断念したバスケットを再開し、

強豪チームへと育っていきます。

1巻目の最後は、主人公も含め大人になった仲間のその後で終わり、

完結したと思いきや、2巻以降がありました。

2巻目以降10巻までに、チームメイトやほかの仲間たちのその後が

詳しく描かれています。

どの巻も楽しく読め、読後感も爽やかな青春小説です。

図書館のヤングアダルトコーナーにもあるので、夏休みの高校生の読書に

ぴったりです。

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