こう暑い日が続くと、やっぱり冷ややっこがいいですね。
ただ、細かいことを言うようですが、冷ややっこは
ジョッキの生ビールのごとく、豆腐を皿に移した瞬間から、
生温くなり始めます。
冷たいままの冷ややっこを食べるには?
思い出しました。大学時代に通った焼鳥屋の冷ややっこ。
焼鳥屋で出してくれたのは、涼感あふれるガラスの器に
クラッシュアイスを載せ、その上に豆腐というものでした。
その店は、焼鳥屋といっても、分厚い一枚板のカウンターのある、
小料理屋の様な清潔感のある作りでした。
それもそのはず、それまで板前として活躍していた親父が、
引退後、老夫婦でゆっくり、始めた店。
ある時など、しゃきっとした板前風の人がいて、親父がいないので、
おかみさんに尋ねると、「調子を崩したので、替わりに手伝ってもらってるの」、
親父さんの弟子でホテル〇ークラの板前さんでした。
そうそう、「丸久」という店でした。よく、〆に食べた茶そばも絶品でした。