Feed

2020年12月31日 (木)

ボブが遺してくれた最高のギフト

12月1日発行の「ボブ」の本を、友人がクリスマスに送ってくれました。

201231bob

「ボブという名のストリートキャット」が出版され、一躍有名になった

猫の「ボブ」と、出会ったことで救われた飼い主のジェームズ。

この本は、ジェームズがボブと暮らして3年目のクリスマス、

まだ本が出版される前、料金が払えず止められたガスや電気の

復活のために、仕事でなんとかお金を工面しようと奮闘する

ジェームズとボブのお話です。

その時間はジェームスにとって、今年6月に旅立ったボブが遺してくれた

最高のギフトだったのでしょう。

2020年11月 9日 (月)

少年と犬

今年の直木賞受賞作家、馳星周さんの本を読んでみました。

ずばり、面白かったです。

201109hase

東日本大震災から半年後、仙台のコンビニ駐車場で男と犬が出会います。

しばらく一緒に暮らしますが、犬は南に行きたいようです。

やがて犬は男と別れ、泥棒と出会って別れ、夫婦や娼婦、

老人と出会いや別れを繰り返しながら、熊本の少年のところへ

辿り着きます。

そして明らかになる少年と犬との結びつきとは?

2020年11月 5日 (木)

住友を破壊した男

題名に惹かれ、読んでみました。

201105sumitomo

幕末から大正時代までを生きた、第二代住友総理事(住友の社長?)

伊庭貞剛の物語です。

住友家が持つ、愛媛県の「別子銅山の中興の祖」と呼ばれ、新居浜精錬所の

煙害対策や、銅山の植林対策など公害対策を行いました。

「ぶらり尾道街歩き148」で述べたように、住友総理事として

明治38年5月に第一回住友家重役会議(尾道会議)を開き、

住友の将来の方針とともに、住友銀行も設立され、

やがて住友グループが作られていきます。

銅山の植林対策を行った部門は今、住友林業となっています。

幕末から明治、大正時代にかけての伊庭貞剛の生きざま、

興味深く読みました。

2020年9月28日 (月)

BRUTUS

コロナ渦の中、Go To トラベルが動き出したからでしょうか?

友人が送ってくれた「BRUTUS」のテーマは「新・ニッポン観光」。

200928brutus

日本各地の素敵な観光地が載っています。

何処も、見れば行ってみたい場所ばかりです。

山口県の角島大橋も載っていて、車で渡ると気持ちいいだろうなあ、

と思います。高校生の頃、長門の青海島には行ったことがあり、

海岸の美しさと透き通った海が印象に残っています。

角島大橋の海は写真で見ると、船が宙に浮かんでいるように見えるという、

イタリアのランペデューサのような透明度で、行ってみたい観光地の

一つです。

2020年9月 6日 (日)

ビッグイシュー NO.390

知人が送ってくれた今回のビッグイシューは、「秋こそ、ソロキャンプ」。

200906big

最近、ソロキャンプが流行っているようです。

何人かのソロキャンパーが、ソロキャンプの魅力を語っています。

それは、「”静”を楽しむ、自由なひとり時間」であったり、

「自分だけの空間、自由に好きなスタイル楽しむ」だったり。

一人時間を楽しむ、女性ソロキャンパーが増えているようです。

2020年8月21日 (金)

ありがとう、ボブ

ビッグイシュー英国版の元販売者ジェームス・ボーエンが路上で出会い、

ホームレス状態や薬物依存から抜け出すきっかけとなった

ストリート・キャット「ボブ」。

今年6月に不慮の交通事故に遭い、天国へ旅立ちました。

200821bob

そんなボブの追悼版ビッグ・イシューを友人が送ってくれました。

ビッグ・イシューの表紙のボブが見れなくなるのは、寂しいです。

ボブが表紙の時には、ビッグ・イシューの売れ行きが良かったそうです。

でもまたいつか会えるかな?

2020年8月15日 (土)

ナツイチ

集英社の夏の文庫本企画「ナツイチ」が開催中です。

期間中、参加書店で集英社の対象文庫本を一冊購入すると、

「よまにゃブックバンド」がプレゼントされます。

友人が、そのブックバンドをくれました。

200815natuichi

この文庫本用のブックバンドは4種類あり、無くなり次第終了だそうです。

ちなみにこれは猫の柄です。

2020年8月 4日 (火)

メゾン・ド・ポリス

一向に収まりそうにないコロナ、全国的にみれば拡大傾向か?と

思いながら、休日はできるだけステイホームで読書もしています。

200804police

これは以前、テレビドラマ化された小説です。

新米女性刑事が、退職警察官たちの助けも借りながら、

一緒に事件を解決していきます。

その退職警察官たちが住んでいるのが、元警視庁副総監の屋敷である

退職警察官のためのシェアハウス、メゾン・ド・ポリス。

個性豊かな元警察官たちです。

2020年6月25日 (木)

ヨーロッパ食堂旅行

図書館で面白そうな本を見つけ、借りてきました。

休日の読書にぴったりです。

200621shokudo

面白かったのが、イタリアのローマ、ベネツィア、ナポリの

食堂や、フランス・パリのビストロの様子。

さらに、食堂だけでなくブルゴーニュのワイン醸造所訪問や、

ペリエ・ジュエ社の「ベル・エポック」という美しいボトルの

シャンパンの話。あのアネモネの花が描かれたシャンパンボトル、

絵の作者はエミール・ガレです。

そして、イギリスの靴の聖地・ノーザンプトンに、高級靴・ジョン・ロブの

既製靴工場を訪問した話や、エルメスが商標と販売権を買い取り、

パリで行っている注文靴の工房訪問など、食以外にも興味深い

本でした。

2020年6月23日 (火)

食いしん坊発明家

東京農大名誉教授、他いくつかの大学の客員教授の肩書を持つ、

食いしん坊で有名な小泉武夫先生の本です。

これまでもこの先生の本は何冊か読みましたが、

食関係の特許をいくつも取得していたのは初めて知りました。

200623koizumi

福島の造り酒屋に生まれた先生は、東京農大を卒業すると就職せず、

お父さんを丸め込み、会社経費で東京事務所としてアパートを借りることに

成功します。

そしてまずものにしたのが、米と牛乳が余っていることからヒントを得た、

ライスチーズ。この特許はスナック菓子メーカーに売れ、そのメーカーは

チーズ風味の米あられとトウモロコシのスナック菓子を発売しました。

他にも、ラードでエビの甲殻を揚げて香りを移した特許はエビの香りの高い

スナック菓子や煎餅になったり、松茸の香りの液体の特許は、

調味料メーカーから松茸の汁が発売され大ヒットしたそうです。

ただの食いしん坊ではなく、本のタイトル通り「食いしん坊発明家」

でもあったのを知り、ビックリでした。

Powered by Six Apart