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2011年4月24日 (日)

天切り松闇がたり

ずいぶん前に、面白いテレビドラマを見ました。

その原作が、この浅田次郎の「天切り松闇がたり」です。

これはその2巻目。

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ある夜、就寝時間を過ぎた深夜の留置場に一人の老人が入って来ます。

その老人が語り始めた物語とは・・・・・・。

大正時代のモダン東京を舞台に、目細の安吉一家と呼ばれる、

仁義も色気もある悪党たちの心意気の物語。

テレビドラマでは、目細の安吉親分が渡辺謙、

天切り松が中村勘九郎、黄不動の栄治が椎名桔平、

そして、永井荷風役の岸辺一徳など豪華キャストでした。

渡辺謙もカッコよかったですが、白の麻のスーツに白のパナマ帽の

いでたちが似合う椎名桔平の男ぶりが印象に残っています。

2011年4月21日 (木)

パールバック・つなみ

今朝、知り合いがメールで教えてくれました。

youTubeに、「大地」を書いたノーベル文学賞作家のパールバックの

本が載っていると。早速見ました。心が洗われます。

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日本を舞台にした、「つなみーThe Big Wave」という本です。

日本に滞在していたこともあるパールバックが、

じかに見た日本の印象をもとに書いた童話です。

「youTubeパールバック」で検索すると、見れます。

2011年4月15日 (金)

英国王室御用達

「チョイ悪オヤジ」で一世を風靡した男性雑誌「レオン」が

「チョイ悪オヤジ」の流行を紹介していたのに対し、

こちら「メンズプレシャス」は、ジェントルマンの王道を

中心に紹介しています。

面白い読み物がある号は時々求めます。

今回のテーマは、「英国王室御用達」。当然表紙は、

チャールズ皇太子と、間もなく成婚のウィリアム王子。

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¥294のクラッカーから高級品まで良い物が紹介されています。

チャールズ皇太子が40年履き続けているジョン=ロブの靴は、

手入れも相まって、良い色になっています。(1足の靴です)

ヨーロッパ各国にも、王室御用達がありますが、その目的は、

自国の産業の奨励、伝統技術の継承とのこと。

早く安く作られて、すぐに廃棄されるもののあふれている現在、

本当に良い物を守ってくれているのかもしれません。

日本でも耳にする「宮内庁御用達」も、明治時代に制定されましたが、

戦後1954年に廃止され、今、その制度は残っていないそうです。

しかし、現在も、厳しい品質基準を満たし、納入されている品物が、

実在するわけで、良い物は残っていってほしいものです。

2011年4月12日 (火)

小太郎の左腕

和田竜の3作目です。

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時は戦国時代、山里の老猟師の孫・小太郎は、

少し足りない子どもと、周りから馬鹿にされていました。

ところが、小太郎は今風に言えば、スナイパー集団の子孫、

それも、神の腕を持つ子どもでした。

2011年3月15日 (火)

ザ・カミーノ

北スペインに、サンチャゴ・レ・コンポステーラ・カミーノと呼ばれて、

何世紀にもわたり、多くの人々がたどった、

有名な巡礼の道がある。

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その巡礼について書かれた本2冊。

左が「星の巡礼」、パウロ・コエーリョ著、単行本は

1995年10月に出版されています。

右は「カミーノ」、シャーリー・マクレーン著、

2001年1月出版。

ノンフィクションですが、素敵な本です。

2011年3月12日 (土)

すきやばし次郎

こんな本も、図書館にあります。

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ミシュラン東京版三ツ星の鮨屋、「すきやばし次郎」の本です。

ジョエル=ロビュションとも交流があり、食べに来る店。

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中には、こんな美味しそうな鮨の画像と、店主・小野二郎の解説が。

その中の一節、

「1尾が20cmほどの大クルマエビを使い、最も美味しい

ひと肌の温度で出します。」

すごいですね。

2011年3月 5日 (土)

サン=テグジュペリ

「星の王子さま」は2000年6月に新版が出ていたんですね。

「夜間飛行」は昭和31年発行以来、堀口大学訳のままです。

なお、「夜間飛行」のカバー装画は、宮崎駿です。

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彼が生まれた街、フランスのリヨン。

(リヨンといえば、フレンチの重鎮ポール=ボキューズの街)

2000年のサン=テグジュペリ生誕100年の際、

この街の空港は、サン=テグジュペリ空港となり、

彼の生家の前の道はサン=テグジュペリ通り、

そばの広場には、彼と星の王子さまの像が建てられたそうです。

2011年3月 4日 (金)

ゲド戦記

ゲド戦記は、以前は単行本しかなかったのですが、

2009年1月に文庫本も出たんですね。

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この本のテーマにある、自らの影との戦いは、

永遠のテーマですよね。

2011年2月23日 (水)

世界香水ガイド

図書館で、面白そうなので、借りて読んでみました。

「世界香水ガイド」という本です。

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左の本は2008年初版で、右は2010年初版ですから、

右の本は改定版でしょうか?

著者は、「匂いの帝王」と呼ばれている学者のルカ・トゥリンと、

作家のタニア・サンチェスの二人。

世界中の全ての香水ではないにせよ、実際に臭いを嗅いで

評価した、かなりの数の香水やコロンが星の格付けになっています。

ファッションメーカーのもので評価の高いものもあれば、

価値なしと酷評を付けたものもあります。

しかし、さすがに老舗香水メーカー、ジャン・パトゥや

ゲランなどは、評価の高い香水が多いようです。

2011年1月16日 (日)

アランシャペル・魂の伝承

昨年の神戸でのランチ以来、アランシャペルその人が気になって、

この本を見つけ、読んでいます。

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アランシャペルの料理に対する真摯な姿勢と、

その偉大な魂の伝承を続ける、弟子の有名シェフ達の横顔は、

心を震わせるものがあります。

この本を読み終わった時、きっとフレンチが食べたくなり、

向き合う姿勢も変わるでしょう。

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