30年くらい前に、表紙が目にとまり、ラグビーが題材の小説は
珍しいな、と思い、読んでみると、ハマりました。
大会社の御曹司であり、チームのエース・阿木のワンマンチームの、
大学ラグビー最後のシーズンの物語。
チームのメンバーたちと社会人になってもラグビーを続けたい、阿木。
会社にチームを作ってくれ、との頼みに、兄の副社長たちが
出したのは、大学選手権優勝という、不可能とも思える条件。
ワンマンチームが試合を重ねるごとに、一つのチームにまとまっていき、
最後の試合のノーサイドの笛が鳴った時に、青春は終わりを告げます。
今まさに季節はラグビーシーズン。
関東大学ラグビー対抗戦グループでは、
北島忠治亡き後、長い低迷に入っていた明治が、全勝で12月5日、
国立競技場での、対抗戦グループ最後の試合、優勝を賭け、早稲田戦に臨みます。