地方都市の尾道から映画館がなくなった後、映画の灯を残そうと
尾道駅前松竹だった映画館を、NPOが「シネマ尾道」として
2008年に復活させました。
そのシネマ尾道で「家に帰ろう」が1週間限定上映されるのを知り、
観に行ってきました。
この映画館に入るのも、20代前半以来。
座席やトイレも綺麗に改装され、レトロ感と今の設備が
うまくマッチした、居心地の良い空間に生まれ変わっていました。
本日、2月16日から22日まで、1週間限定で「禁じられた遊び」も
上映されます。
来月には、尾道が舞台になった、あの小津安二郎監督の
「東京物語」が上映されます。
シネマ尾道、あなどれません、やりますね。
また機会があれば、映画を見に行こうと思いました。
風車の光景を後にしてしばらく海岸沿いを走り、また山に入っていくと、
13~16世紀に最盛期を迎えた「鰐淵寺」に着きます。
駐車場に車を止め、800mくらい緩い坂を上ると入口の山門。
そこから本殿へ向かう道には、この看板が。
この人、なんと!!武蔵坊弁慶です。弁慶は松江に生まれ、
18歳でこちらの寺に入り、3年間修業をしたのち比叡山に上り、
京の五条大橋で牛若丸に会います。
さらに進んで行くと
本殿へ上る最初の石段、結構段数があります。
ここを登りきると
またまた、本殿への石段です。
この、本殿根本堂の現在の建物は、18世紀の建立だそうです。
本殿へのお参りを済ませて石段を下りると、
滝の看板があったので、この際そちらの滝へも。
険しい道を辿り、滝から帰ってくる観光客に残りの道のりを聞いて、
自分を励ましながら、やっとたどり着いたのが岩場に建つ「蔵王堂(ざおうどう)」。
鰐淵寺はかって修験者の集う場所でもあり、その名は全国に知れ渡っていました。
その信仰の中心が、「浮浪滝8ふろうだき)」です。
滝の裏側に洞穴があり、そこに建つのが蔵王堂です。
この日は水が少なく滝は見えませんでしたが、
パンフレットを見ると、普段はこんな感じです。