2011年本屋大賞の本というので、読んでみたら、見事に
ツボにはまりました、「謎解きはディナーのあとで」。
東京国立署に所属する若き女性刑事の宝生麗子、実は
世界にその名を轟かせる宝生グループ総帥の一人娘、
つまり、本物のお嬢様。
お屋敷に帰り、お嬢様に戻ったディナーの時、麗子はその日の事件の話に興味を持った
30代半ばの執事・影山に、事件の説明をしてやります。
そして、どんな些細なことでも、と影山に意見を求めた麗子が聞いた言葉は、
「失礼ながらお嬢様、この程度の真相がお判りにならないとは、
お嬢様はアホでいらっしゃいますか」。
この毒舌執事が、毒舌と共に、数々の事件の謎を解いていきます。
この本の著者・東川篤哉は、なんと尾道出身、岡山大学法学部卒です。