図書館に本の返却に行った時、ふとこの本を思い出し、検索したら
貸し出し可能だったので、借りてきました、「知る悲しみ」。
週刊プレーボーイの名物編集長だった、島地勝彦氏の本です。
イラストは横尾忠則、前書きは伊集院静と豪華です。
タイトルの「知る悲しみ」とは、人間良い物を知ってしまうと、ある人にとっては、
それがその人の新しい基準となり、もう、それ以下の物には戻れない、
そして、良質な物は往々にして高価であるという意味であります。
エスプリの効いた話は面白く、かつ、心に響いてくるものがあります。
その中から一つ、資生堂名誉会長の言葉、
「『価格』は見えますが、『価値』は見える人にしか見えません」。
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