福山天満屋で開催中の北海道展に行ってきました。
お目当ては、「ラバーキャスト廣田」のピンバッジ。
今まではフクロウやリス、馬などの動物モチーフを集めてきましたが、
今回は目についたこの薔薇。
廣田さんは、1967年にメキシコオリンピックのメダル制作や、
1969年には岡本太郎氏の「太陽の塔」のミニチュア制作を
されました。
1999年には、1995年のノーベル文学賞を受賞したアイルランドの
ジェイマス・ヒーニー氏から、廣田さんのフクロウの作品に対して
詩を贈られたそうです。
2014年からは北海道クラフト協会会長も務められていますが、
年齢と持病のため地方出張は今回が最後になるそうです。
衣替えの時、ジャケットの襟に止めた様々なピンバッジを見ると、
毎回楽しみに集めてきた数には感慨深いものがあります。
廣田さん、お疲れさまでした。
友人が送ってくれたBIG ISSUE VOL.463 の表紙は、
今年7月に76歳で亡くなったジェーン・バーキンです。
そう、あのエルメスのアイコンのバッグ、バーキンの名前の由来になり、
夫はフランスの伊達男セルジュ・ゲンズブールだった人です。
彼女は、2011年の東日本大震災の直後、世界の人たちが
日本に来るのを躊躇していた4月に、ほぼ空席の日本行きの飛行機に乗り
来日、到着して渋谷パルコの街頭に募金箱を持って立ちました。
そして、復興チャリティーコンサートを行い、避難所を慰問しました。
自身は週に3回の点滴が必要な容態にもかかわらず、単身来日し
行動によって愛を伝えた人でした。
月並みですが、ゲンズブールとともにカッコいい人でした。