海賊と呼ばれた男
「永遠のゼロ」の作家、百田尚樹さんの本です。
第二次大戦の戦前、戦後を通して、大家族主義と国家・消費者のことを考えた
経営を貫く、石油会社の創業者の物語です。
戦後、日本の石油会社の多くが、外国資本の子会社化していく中、
純日本資本(民族資本といいます)で奮闘し、マンモスタンカーや、
石油の精製設備を手に入れ、大手石油会社に成長していきます。
その戦う姿には、思わず喝采を送りたくなります。
一気に読み終わった後、偶然ですが、嬉しく思ったことがあります。
それは、私が初めて車を手に入れて以来、
ずっと同じガソリンスタンドと付き合ってきて、そこが、
この物語のモデルとなったアポロマークの契約スタンドだということ。