出雲大社から一の鳥居をくぐり、しばらく行くと、
平成2年(1990年)のJR大社線の廃止に伴い廃業した、
「旧大社駅」があります。
大社駅は、国鉄大社線の開通により明治45年に開業し、大正13年に改築されました。
出雲大社の門前町の表玄関にふさわしい、純日本風の木造平屋建てです。
駅舎の中に入ると、まるでタイムスリップしたかのような気分になる、
大正浪漫あふれるクラシックな切符売り場や、事務室があります。
駅舎右側にあるたくさんの改札口を見ても、明治、大正、昭和の
栄華がしのばれます。
この駅舎は、平成16年に国の重要文化財に指定されました。
おまけです。
駅構内のホームには、D51が展示してあり、乗れます!
動きませんけど。
有名な、出雲そばの店を二つ。
まず、創業天明年間の江戸時代後期200年以上続く、
出雲そば屋として日本で最も古い老舗の、「荒木屋」さん。
ぶっかけ蕎麦・大盛り。
具はシンプルに、大根おろし、あご(トビウオ)の竹輪、鰹の削り節。
麺は、しっかりとした食感。
行列のできる店なので、店先にテントの待合所があります。
もう一軒は、大社二の鳥居前のスターバックス横にある、
「田中屋」さん。
ぶっかけ蕎麦・おおもり。
こちらの具は、大根おろし、カイワレ、トマト、ネギ、刻み海苔、
カツオの削り節です。
新しい店かと思いきや、はじめは小さな駄菓子屋で、昭和47年に
そば好きであった先代が「レストラン田中屋」として開業、
平成9年に二代目が「そば処 田中屋」としてオープン、
平成25年にリニューアルオープンしたそうです。
今風の店構えの、こちらも行列ができるそば屋さんです。
次は、どこのそば屋さんにしようかな?