風車の光景を後にしてしばらく海岸沿いを走り、また山に入っていくと、
13~16世紀に最盛期を迎えた「鰐淵寺」に着きます。
駐車場に車を止め、800mくらい緩い坂を上ると入口の山門。
そこから本殿へ向かう道には、この看板が。
この人、なんと!!武蔵坊弁慶です。弁慶は松江に生まれ、
18歳でこちらの寺に入り、3年間修業をしたのち比叡山に上り、
京の五条大橋で牛若丸に会います。
さらに進んで行くと
本殿へ上る最初の石段、結構段数があります。
ここを登りきると
またまた、本殿への石段です。
この、本殿根本堂の現在の建物は、18世紀の建立だそうです。
本殿へのお参りを済ませて石段を下りると、
滝の看板があったので、この際そちらの滝へも。
険しい道を辿り、滝から帰ってくる観光客に残りの道のりを聞いて、
自分を励ましながら、やっとたどり着いたのが岩場に建つ「蔵王堂(ざおうどう)」。
鰐淵寺はかって修験者の集う場所でもあり、その名は全国に知れ渡っていました。
その信仰の中心が、「浮浪滝8ふろうだき)」です。
滝の裏側に洞穴があり、そこに建つのが蔵王堂です。
この日は水が少なく滝は見えませんでしたが、
パンフレットを見ると、普段はこんな感じです。
松江自動車道の吉田掛合インターを降り、途中の三差路を
龍頭が滝とは反対方向に寄り道すると、これもまた日本の滝100選のひとつ、
「八重滝(やえだき)」に着きます。
駐車場から滝への道の入り口で目に入ってきたのは、
この看板、確かに深い山もありそうなので、クマもいるかも。
公園事務所に、「ご自由にお使いください」とあるクマ除けの鈴を持ち、
チリンチリン鳴らしながら、いざ出発。
遊歩道に入っていくとまず石碑があり、その先の遊歩道は、
川を渡ったり、
途中にある滝の上に掛かる、岩場の橋を渡ったりして、
名前の通り八つの滝を辿っていきます。
1Kmほどの遊歩道の最後にあるのが、この二つの滝です。
帰り道も当然同じ距離の山歩き、いい運動になりますよ。