題名に惹かれ、読んでみました。
幕末から大正時代までを生きた、第二代住友総理事(住友の社長?)
伊庭貞剛の物語です。
住友家が持つ、愛媛県の「別子銅山の中興の祖」と呼ばれ、新居浜精錬所の
煙害対策や、銅山の植林対策など公害対策を行いました。
「ぶらり尾道街歩き148」で述べたように、住友総理事として
明治38年5月に第一回住友家重役会議(尾道会議)を開き、
住友の将来の方針とともに、住友銀行も設立され、
やがて住友グループが作られていきます。
銅山の植林対策を行った部門は今、住友林業となっています。
幕末から明治、大正時代にかけての伊庭貞剛の生きざま、
興味深く読みました。
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