「菊繋ぎ紋 桜」
友人が送ってくれた時計の資料、美しい文字盤にため息が出そうです。
これは今年3月に開催された、スイスの高級時計見本市「バーゼルフェア」に
出品された日本人時計師,牧原大造さん(40)の作品、「菊繋ぎ紋 桜」です。
厚さ0.5mmのガラスの文字盤は、江戸切子の技術でカットされた
精緻な菊模様。
この時計の美しさと繊細な技巧とともに話題を呼んだのが、
全世界で37人の、スイス独立時計師アカデミー準会員に選ばれたことです。
牧原さんはすでに正会員となっている2人に続き、日本人3人目の
独立時計師として入会を認められたそうです。
今後、作品を発表し続け、力量が認められると正会員に昇格します。
高級時計の裏側は、このようにスケルトンになっていることが多く、
彫金が施された、一つ一つの精緻で美しい部品を愛でることができます。
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