再び、美しい永遠のファンタジー、しあわせを感じる物語。
作者、ジェイムス・クリュスは第二次世界大戦の敗戦国ドイツの
荒廃した大地を前に、不幸を繰り返してはならないと痛感。
そのために、子どもたちに自分の頭で考えることを教え、寛容と共生の
精神をはぐくむ必要があると判断して、児童文学に進みました。
そんな作者の思いのこもったこの物語は、不思議な幸福感に満ち溢れています。
幸せをつかむためには、少なくとも幸せのイメージを持たなければならない、
そう考え続けるクリュスが、ヘルゴラント島に吹き付ける海風にもらった
14の物語。
コロナの中、心に幸せと安心がもたらせますように。
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