三ツ星シェフの屋台
新型コロナウイルス渦のなか、フランスのレストランガイド・ミシュランが、
唯一の新しい三ツ星店にマルセイユのレストランを選びました。
その日マルセイユは、歓喜と熱狂に包まれたそうです。
しかしながら、コロナ過の都市封鎖でレストランは長期休業を余儀なく
されました。
そんな中、シェフの、食材生産者や従業員を守る選択が、フードトラックでした。
提供メニューは、子羊のソーセージのホットドッグや、日替わりスープと
サンドイッチのセットなど。
このフードトラックは、地産食材を使った料理を通して近隣の人々に
土地の豊かさを知ってもらえる、という副産物も生みました。
それは、店は高級店なので、料理を知る由もなかった近隣の住民も足を運ぶ
ようになったことです。
まさにヌーベル・キュイジーヌの原点、地産地消ですね。
都市封鎖は段階的に解除されていき、室内営業も解禁になりましたが、
フードトラックは続けるそうです。三ツ星シェフの料理が、
屋台で味わえるとは幸せですね。
コメント