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2014年10月12日 (日)

「人間味という味が、いちばん美味しい」

タイトルに魅かれて読んでみました。著者は料理評論家・山本益博氏。

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山本益博氏が、40年間にわたり料理人や食材の生産者から聞いた、

素敵な名語録です。

その人たちは、辻静雄、アラン・シャペル、小野二郎、ジョエル・ロブション、

ポール・ボキューズ、ピエール・ガニエール他、そうそうたるメンバー。

 

その中で特に印象に残ったのが、この言葉。

「料理人になって以来、常に目指してきたのは、完璧な料理を作る

ということだった。20代で体が思うように動くようになり、30代で

頭で考えたことが手で精密にできるようになり、40代でいよいよ

完璧な料理を作れることが可能かなと思えるようになった途端、

完璧がどんどん遠のいていくことを実感した。」 ジョエル・ロブション

 

そして、「完璧というものはこの世に存在しないけれども、

常に完璧を目指すのが料理人の仕事じゃなかろうか。」

かって、同じことを言った人を知っています。

その人は、エンツオ・フェラーリ。

 

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